リンショーピン大学

おはようございます。こんにちは。こんばんは。Hej, あんです。

 

最近、多分ブログを再開したことでハイになってブログ投稿ばっかり作っていますが、実は今月末の試験に向けて本当にちゃんと勉強しなければなりません。

 

ということで、私が学んでいるプログラムのことをお話しします。これを書いたら勉強します。絶対します。

 

私が学んでいるのはリンショーピン大学(Linköping University)のBCs of Experimental and Industrial Biomedicineというプログラムです。

リンショーピンに限らず、スウェーデンの大学には多くのインターナショナルプログラムと呼ばれる英語で学ぶことができるプログラムがあり、このプログラムもそのインターナショナルプログラムのひとつです。

 

大学の仕組み、スケジュール

まず、簡単に大学の仕組みを解説しましょう。

リンショーピン大学は2期制で秋学期、春学期に分かれています。しかし、多くのスウェーデンの大学ではさらに各セメスターが2.5ヶ月ごとに2ピリオドに分かれています。

私のプログラムでは1ピリオドで2科目履修し、1セメスターで1つのプロジェクトコースに取り組みます。

試験は1ピリオドの終わりに行われます。試験は、同じ科目の試験が1年に3回あり、一度失敗しても卒業するまでは何度でも受け直すことができます。その分、7割が落ちるような試験も珍しくありません、、、まあ、何度でもチャレンジできるので大抵の人は卒業までにはとれています。

単位は基本的に1科目6単位で、試験が半分、レポートやプレゼン、実技試験が2単位分、グループワークや実験への参加などが1単位分というのが多いです。ですが、例外として2教科がカリキュラム上1教科分にまとめられていて試験がひとつ2.5単位分、出席率などが1単位分というのもありました。

各単位が取れなければその科目全体としての単位は認められません。とはいえ、基本真面目に授業に出て各グループワークで発言し、締め切りを守っていれば試験以外の単位は取れます。

 

勉強内容

Biomedicineというのは簡単にいうと、人体や病気の仕組みをミクロな視点で勉強しています。

 

それでは、長々とついているExperimentalだのIndustrialだのはなんなのでしょう。

リンショーピン大学のFaculty of medicine and health scienceはProblem based learningという教育方法を用いているのが最大の特徴だそうです。このProblem based learningは直訳した通り問題を元に学ぶ勉強法で、グループでのディスカッションが行われます。

このディスカッションでは、何か実際に起こり得る、もしくは実際にあった病気などの事象について、自分達の知識を用いてディスカッションし、事象を特定したり、それらの原因や解決法、もしくは研究法などを考えます。結論はまとめて、提出したりプレゼンしたりします。

大抵ディスカッションは数回に渡り、初回はその時点の自分達でわかることとわからないことをはっきりさせ、次の回では前回わからなかったことを調べてきてまたそれをもとにディスカッションします。これを繰り返して、授業で学んだことを使える知識として定着させることが目的です。グループにはひとりチューターの先生がついて、見当違いの方向に進みそうになったら元の軌道に戻してくれますが、この先生に何か知識を求めてもあまり答えはもらえません。あくまで、サポート役に徹しています。

 

そんな感じのプログラムなので、授業はがっつりレクチャーが数回程度、グループワークなどが半分、残りは実験という感じです。

 

具体的な1年次の科目はこんな感じでした。

  • Medical Cell Biology
  • General Chemistry
  • Molecular Genetics and Epigenetics
  • Medical Physiology
  • Project Course: Biomedical Product Development
  • Gene Technology and Transgenic Models
  • Biochemistry and Organic Chemistry
  • Cell Metabolism, Signaling and Biochemistry
  • Medical Microbiology
  • Project Course: Bioentrepreneurship

この中でも特に大変だったのはMedical PhysiologyとBioentrepreneurshipでした。

Medical Physiologyは内容はとても面白かったですが、とにかくやることが多かった印象です。生理学というタイトルですが、解剖学や組織学も含まれた科目で、講義も要点やキーワードを早口で流していく感じでした。大学始まって約3ヶ月だったのでまだ英語のリスニング能力も低くて、理解するのが大変でした。

そして、Bioentrepreneurshipは酸性/アルカリ性ホスファターゼ活性測定を用いた病気の診断・治療に関する論文を元にグループでビジネスを考えるという内容でした。マーケットや経済、法律などわからないことばかりで最初から最後まであってるかわからないまま手探りでした。

Medical Microbiologyは個人的にとても面白かったです。様々なバクテリア、ウイルス、原虫とそれらが引き起こす病気について学ぶ教科でした。実験も、1週間かけて大学病院からの実際のサンプルを使用して培養や試験などをして、興味深かったです。

 

2年になるとさらに狭く深くなっていくと聞いているので、楽しみです。

 

その前に試験を頑張らなければいけませんが、、、

さて、勉強します。

 

Hej då!