スウェーデンの最初の1年間(2023.8-2024.6)

おはようございます。こんにちは。こんばんは。Hej, あんです。

 

リアルタイムのスウェーデン生活を記録する前に、スウェーデンで過ごした1年をざっくり記録しておきます。

 

スウェーデン0日目

2023年8月、日本から30時間以上かけてリンショーピンに来ました。

日本を飛び立った時の気温は30℃を超えていましたが、到着したリンショーピンの気温は夜だったこともあり、なんと19℃!上着は持っていましたが、かなり寒かったです。特に電車での足元は極寒でした。

 

1-2日目

私は不動産事務所が閉まる後に到着する予定だったため、アパートメントホテルで一夜過ごして翌日にアパートの鍵を受け取りました。

アパートは家具なしだったので、1日目はとりあえず荷物を運び込み、部屋の元々あったシミや傷などを写真に撮ってもう一日ホテルで過ごしました。

翌日、日本で注文していたIKEAの家具を受け取り、なんとか入居が完了しました。

その後、食糧を調達するために近くのスーパーに行きましたが、何もかもスウェーデン語なので見た目でそれっぽいものを買い、数日はサンドウィッチで過ごすことになりました。

 

3日目

この日は初めてリンショーピンのIKEAに行きました。ベッドやテーブル、調理器具は届けてもらいましたが、ハサミやドライバー、あとシャワーカーテンなど生活するには色々不足していたのでその買い出しです。ついでに、お昼も食べました。比較的安くて美味しくて学生にはありがたい外食先です。

 

6日目

実はクリスチャンなので、近くの教会に行きました。たまたま国際教会のような英語でも困らない教会があってよかったです。

 

5日目

リンショーピン大学では、8月から新入生向けの一時的なレセプションが設営されており、SIMカードや授業開始前に必要な手続きの手引き、大学の案内、街の案内などが入った入学セットをもらうことができます。これらはもちろん無料です。

私はこのセットをもらったその日のうちに、SIMカードと学籍番号をアクティベートし、学生証をもらいました。

 

7日目

教会で知り合ったとても親切な方にアジアンマーケットを中心に街を案内してもらいました。

この方もスリランカから来ていたので、日本から一人で来た私のことをとても気にかけてくれていました。

 

13日目

居住許可カードを発行するために隣街の移民局に行ってきました。居住許可自体は日本にいる間におりますが、日本人はスウェーデンに行ってから近くの移民局でカードの発行手続きをする必要があります。カードは即日発行ではなく、後日郵送で届きます。

また、この日から大学の私のプログラムの新入生歓迎期間のようなものが始まりました。私のプログラムは約半数が留学生のため、歓迎委員のような先輩たちがこの歓迎期間のアクティビティや私生活の困りごと含めてかなり新入生を助けてくれています。

この歓迎期間は1ヶ月続きますが、名札を作るようなものから街探索、全身びしょ濡れになるようなゲームまで盛り沢山です。最後の日にはドレスコードがあるバンケットが開かれます。

この期間にプログラム内の50人くらいの同学年とはかなり仲良くなりました。

 

16日目

授業が始まりました。最初の方は入学式代わりのような点呼から始まって、プログラムの説明などがメインで、2週間目から徐々に授業に入っていく感じでした。

英語は勉強してきたはずなのに、全然周りについていけませんでしたが、友人に恵まれたのと、たいていの授業はプレゼン資料などをもらえるのでそれらを頼りに必死にしがみついていました。

 

18日目

日本のスウェーデン大使館で行われた留学説明会で知り合った交換留学に来ている友達に会いに行きました。久しぶりの日本の友達、日本語での会話でとてもリラックスできました。リンショーピンには意外と多くの日本人が交換留学に来ていて、日本人の友人もできますし、情報交換もできます。

 

10月(3ヶ月目)

ご縁があり、日本人留学生とリンショーピンで活躍されているスポーツ選手の日本人の方々とお茶することができました。

ひとつのことを極めて努力し続けている方々と色々話できて、自分ももっと頑張らねばと励まされました。

また、初めての試験がありました。この時は高校の時の範囲と被っているところもあったので内容は比較的わかりやすかったですが、日本語から英語で頭に入れ直すのが結構大変でした。

 

11月(4ヶ月目)

日本からワーホリでリンショーピンに来ていた方と仲良くありましたが、その方が日本に帰国しました。この方や日本人に限らず、私の周りは交換留学生やワーホリの方がほとんどなので、だいたい半年ごとに友人とのお別れが続きます。出会いも別れも多い21年だったので慣れてはいますが、寂しいものは寂しいです。

また、リンショーピンで初めてのオーケストラのコンサートがありました。街の教会でのクリスマスコンサートで、楽しかったです。

こちらのオーケストラで活躍されている日本人のエキストラの方と出会うこともできて、楽しい演奏会でした。

 

12月(5ヶ月目)

メリークリスマス!セメスター1のプロジェクトコースの締めとして入学してから1番大きなプレゼンを終え、短い冬休みという名の試験休みが始まり、クリスマスの季節がやってきました。リンショーピンのクリスマスマーケットはこじんまりしていますが、活気があるのと、大学生や地元の方がほとんどのため身内感が溢れていて暖かかったです。

ただ、この時点でまだ銀行を作っていなかった私はSwishというオンライン決済アプリを使えなかったので何も買うことはできず、雰囲気だけ楽しみました。

 

2024年1月(6ヶ月目)

2回目の試験があり、新しいセメスターが始まりました。

そして気温もかなり冷え込み、なんと-20℃の日もありました。日の出は9時、日の入りは14時前で、授業時間は8時から午後のことが多いので滅多に日の光は浴びれませんし、寒いし、吹雪だろうが地面が凍っていようが授業はあるので、この時期は精神的には一番きつかったです。

ちなみに、秋頃から冬に備えるためにスウェーデンのスーパーやコンビニには大量のビタミンDを含む錠剤などが置かれます。

 

2月(7ヶ月目)

スウェーデン語を本格的に学ぶためにSFIという無料のスウェーデン語学習プログラムを受講し始めました。昼は大学があるので、夜間コースを受講しています。

やっぱり、語学の勉強は苦手です、、、

 

3月(10ヶ月目)

3度目の試験期間でした。

 

4月(9ヶ月目)

スウェーデンの4月の気候はAprilväderと呼ばれます。

ようやく冬を抜け、気温も温かくなりかけていました。しかし、4月に入ってから一度10cm以上の積雪がある大雪があったりして、生活の適応が難しい1ヶ月でした。ただ、大雪が降った後はみぞれに近い雪が少し降る程度になり、気温も上がって春に、夏に推移して行きました。

中旬にはオーケストラのコンサートがあり、あまり馴染みのなかったジャズ調のオーケストラ曲を演奏しました。

また、4月30日はスウェーデンの伝統的なイベントであるValborgの日でもあります。リンショーピンでは川の上で火が灯されました。

 

5-6月(10-11ヶ月目)

まず、セメスター2のプロジェクトコースの締めとして、論文をもとに考えたビジネスを教授数名にと学年全体に投資を集める体でプレゼンするという今までで1番の課題がありました。マーケットや、経済や、ビジネスに関する法律やら、ただでさえグループ全員、プログラム全員専門外でした。さらに、留学生の多いプログラムなのでスウェーデンでのそれらについてほぼ0から手探りで頑張った5ヶ月でした。

5月末から6月頭にかけては4回目の試験がありました。

さらに、5月末から6月頭はPhDなどの学位授与式があり、オーケストラが式典の演奏を担いました。式典自体は全部スウェーデン語だったのと、演奏に集中していたのであまり式典の内容はわかりませんでしたが、ノーベル賞物理学賞を受賞された方や宇宙飛行士の方などすごい方々が目の前に並んでいて、刺激を受けました。

 

試験が全て終わり、夏休みが始まりました。

夏休み中は、一度イギリスの大学に行っている友達とコペンハーゲンースウェーデン旅行をして、後は勉強するかヴァイオリンを弾くか教会に行くかの毎日です。

 

とても充実した1年でした

 

Hej då!